スタッフ抄読会

2021.04.01 中村元洋

3月29日(月)にスタッフ抄読会を行いました。
当科淺野より、「予防接種と疾病」についての報告がありました。
コロナウイルス予防接種を念頭に、の内容でした。

予防接種には

・発症を予防し劇的に疾病を減少させている「ロタウイルス型」
・十分な発症予防効果はないが重症化を予防している「インフルエンザ型」
・発症を予防した可能性があるが頓挫してる「子宮頸がん型」

がある。

新型コロナウイルス予防接種は、従来型に対しては「ロタウイルス型」であるが、
変異型を含めると「インフルエンザ型」になる可能性がある。

ワクチン接種が進んだからと行って明確な効果が出だすのは、少なくとも来年以降と考えられます。
コロナウイルスに関しては現状通りの予防策がまだまだ重要であることに変わりは無さそうです。

非科学的因子(根拠の少ないマスコミの報道など)によって「子宮頸がん型」になることは防がなければならない。

必ずしも医療が発達していない諸国でもHPVワクチン摂取率が70%を越えているのに、日本がたった0.6%だという現状に愕然としました。

我々医療者は正しい情報を得つつ、広めていく使命があることを痛感しました。

ロタウイルスワクチン 日本

子宮頸がんワクチン

世界の潮流は、9価ワクチン2回接種

2030年にHPVワクチン

インフルエンザ予防接種

インフルエンザワクチンの使用率と

文責 救急科 中村

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